今日読んだ本と感想。
数値情報の持つ意味を読みとる、やさしい「記述統計」入門。
無味乾燥に見える数値情報も、上手に分析すれば、そこからは有効な情報、重要な傾向などを読みとることができる。
その考え方・手法である記述統計は、これまでは体系立てて語られることが少なかった。そこで、記述統計によるデータの分析を初歩から解説しよう。多彩な切り口の転換や、加工操作の工夫など、分析のコツとヒントをふんだんに盛り込み、理解して活用するためのエッセンスを語る。
目次
- 1 数を目に見える形に
- 2 位置を測る
- 3 広がりを測る
- 4 因果関係をさぐる
- 5 複雑な因果関係
- 6 変化を追跡する
- 7 グループを切断する
- 8 データを比較する
難易度的には難しくなく、内容も容易で、それでも専門用語が沢山でてきて楽しく読み進めることができた。
なのでこれから統計学を本格的に学んでみようと思ってる人、あるいは現代数学特有の集合論からの抽象的な統計学の説明から学習し始めてつまずいている人には最適な1冊だと思う。
統計学そのものについては、私自身は統計学はあまりすきではないのが好きに変わることはなかったので、学習するのに最適な1冊だとはしても、統計学を好きになる1冊かというとそうでもないのかなあとも思った。(それでも具体例がいくつも出てきて今までよりは関心をもつようにはなれた。)
ということで、本書のおかげであまり好きではない統計学に少しは関心を持つことができたので、いずれ統計学そのものも面白いと感じる日が来るかもしれないし、本書のように容易な統計学関連の本もたまには読んでいこうと思った今日この頃。
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