2012年6月25日月曜日

今日読んだ本と感想。

内容紹介

いま明らかになる、生命が40億年かかって手に入れた想像を超える驚異のメカニズム

タンパク質を守り、タンパク質を育む「タンパク質」
生命を脅かすあらゆるストレスからタンパク質を守り、誕生から、機能を失い分解されるまでタンパク質のために健気に働く「タンパク質」それが、HSPであり分子シャペロンだ。
生命が40億年かかって手に入れたナノレベルのこの驚くべきシステムを解説し、創薬へのチャレンジまでを紹介する。

生命は膨大な数のタンパク質たちの、化学反応によって営まれている。そのタンパク質たちを、高熱や毒・ウィルスなどあらゆるストレスから守り、壊れたタンパク質を修復し、育む「タンパク質」がある。それが、HSPであり、分子シャペロンだ。
1962年、リトサ博士はショウジョウバエの幼虫に熱ショックを与えると、あるタンパク質が多量に生産されることを発見した。博士はそれをHeat Shock Protein:HSPと名付けた。HSPは熱ストレスだけではなく、重金属、活性酸素、アルコールなど生命にとって危険な様々なストレスによって増えることが分かった……。

目次

第1章 ストレスとはなにか、HSPとはなにか
第2章 HSPはどのようにしてストレスに対抗しているのか
第3章 ストレスがないときでも、HSPは頑張っている――揺りかごから墓場まで
第4章 HSPを増やす薬の発見
第5章 HSPを利用した新たな医薬品開発の試み
第6章 HSPを応用した化粧品開発
第7章 HSPを応用したいろいろな取り組み

専門的な話があって、そして飽きてきたかなあと感じたところで専門的なことから話が少しそれて著者の話しやその他豆知識的な話があり、そしてまた専門的な話に戻るという展開のバランスがよくて、とても面白く読み進めることができた。

専門的な話の部分も、身近な実例や身近な言葉、何か親しみ易いような言葉が織り交ぜられていて読み易かった。

それでも、私の知識、教養不足もあってか難しいなあと思ったり理解できなかったりする部分も沢山あった。

ということで、今後もこつこつ知識と教養を身につけていきたいなあと思った今日この頃。

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