2012年5月18日金曜日

今日読んだ本と感想。

内容紹介

ゴミ焼却場からの発生が各地で騒がれている催奇性毒物――ダイオキシン。
その毒性の正体と汚染の実態を20年以上追い続けてきた斯界の第一人者が、解明された事実をわかりやすく詳細に報告する。

●史上最強の毒物の正体と汚染の実態
ベトナム戦争時に米軍が使用した枯れ葉剤に入っていた催奇性毒物として話題になり、恐れられているダイオキシンは、実は私たちのごく身近なところに存在する。例えば、都市のゴミ焼却場で発生し、大気・水・土壌などだけでなく、日常の食べ物までも汚染し、微量ずつ人体に蓄積し続ける。そして、母乳を通じて赤ん坊に高濃度の影響を及ぼす可能性がある。なぜ、こうした恐ろしい毒物が発生するのだろうか?現在の汚染状況はどうなのであろうか?解明された事実を見据え、今すぐにでも手を打たなければ間に合わない緊急課題・ゴミ焼却システムの改善、教育の徹底など、「本当に問題にすべきこと」を著者は訴える。

目次

第1章 「ダイオキシン」とは何か
第2章 カネミ油症中毒事件
第3章 ダイオキシンに関する予備知識
第4章 ダイオキシンの毒性
第5章 ダイオキシンの発生源と発生量
第6章 ダイオキシンによる環境・食品汚染
第7章 食品からのダイオキシンの摂取量と毒性評価
第8章 ダイオキシンによる人体汚染の現状
第9章 ダイオキシンによる母乳の汚染と乳児への移行
第10章 ダイオキシン以外の化学物質による人体と母乳の汚染
第11章 ダイオキシンの次世代への影響

ダイオキシン汚染が怖いなあ、ダイオキシンに汚染されたくないからどうすればいいか、という理由で読むのではなく、ダイオキシンてなんだろう、という気持ちで読むといいと思う。ダイオキシンが何かを知ることができたのが収穫。

汚染されないための対策、食品についても書かれているけどそれを気にしすぎたらかえってストレスになり体に悪そう。。特に食生活についてはダイオキシンに汚染されているとか気にせず、何事も食べ過ぎはよくない、適度な食事、腹八分目がいいと思う。

気にしすぎる必要がないと思ったのは本書の出版年が1994年だったから。今現在、2012年にはそんなにダイオキシンについて騒がれてることもないと思うし。(対策によってダイオキシンの心配がなくなったのか、実はダイオキシン汚染というのは大したことなかったのかは知らないけど。。)どんな害も発見された当初は大騒ぎになるけど時とともに忘れられてくという傾向があるので、あまり気にしすぎず、かといって無関心すぎるのもどうかと思うので、冷静に、適度に考えるのがストレスもなくいいと思う。

ということで、何事も考えすぎることなく、かといって無関心でもいないように、適度にいろいろなことに関心をもっていけたらいいなあと思う今日この頃。

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