2012年5月6日日曜日

今日読んだ本と感想。

内容紹介

わずかな努力で、発がんリスクは大幅に下がる!
国立がんセンター予防研究部長が自ら書いた!

努力すればがんは防げる!
がん予防をうたった健康食品や特殊な民間療法が人気を集めているが、大半のものには科学的根拠はない。疫学研究者として、がん予防研究に長年従事してきた著者が提唱するがん予防法を実践すれば、わずかな努力で、発がんリスクは確実に低減できる。

10万人を対象に、10年以上かけて行われた疫学調査の最新データも公開
●塩分を控え、野菜や果物を豊富に摂るなどの食生活改善でがんリスクは確実に減る
●科学的にがん予防効果が確実と証明された特定の食品はほとんどない
●痩せすぎはがん死亡リスクが高くなる
●日本からたばこが消えれば、毎年9万人のがん患者が減る
●たばこによる発がんリスクは、大量のダイオキシンや放射線被曝によるものと同じように大きい

目次

第1章 がんは努力で防ぐことができる
第2章 がんのリスクを考える
第3章 それでもたばこを吸いますか
第4章 食べ物とがん
第5章 健康情報に踊らされないために
第6章 環境、ウイルスとがんを結ぶ点と線
第7章 部位別がん予防法
第8章 21世紀のがん予防 がん予防薬と遺伝子診断
第9章 エピローグ どう努力すればいいのか?

あまりそうなんだと思えるような本ではなかった。理由としては、疫学っていうのが統計学っぽく感じたからかも。というのもあまり統計学が好きになれないところがあるので。

もう一つ引っかかったところとしては、煙草、喫煙をものすごい癌(肺がん)になる原因として上げているところ。喫煙者、非喫煙者を比べて肺がんになる発生率を示して喫煙を悪者、喫煙を勧めている、そうすれば日本人全体の癌の発生率が下がるという主張のがとても引っかかった。何故かというと喫煙者と非喫煙者を比較して発癌率を示すのは大変なことだけと可能かもしれないけど、日本人全員に影響しているかもしれない発癌率を高める原因について 調べるのはとても大変で困難なことだと思うから。例えば、極端な仮定として非喫煙者と喫煙者の癌の発生率が1対10だという数字だけを見れば確かに喫煙者は非喫煙者に比べて発癌率が高いから禁煙を推奨すべきという結論に達することになる。けど、自動車(ガソリン車)0社会と今の日本の車社会の発癌率が1対1,000,000,000と仮定するなら、禁煙政策を躍起になって押し進めるよりガソリン車への規制強化、電気自動車、エコカーの推進を押し進めた方がよっぽど日本人の発癌率の低下には効果的という結果に。けど、前者に比べて後者を科学的、疫学的にに示すのは非常に困難なことだと思う。喫煙者、非喫煙者みたいに比較できるものではなく日本人全員が影響を受けているから。そのことによって分かることだけでとりあえずそれを禁止してしまえという風潮にはとても疑問を感じる。

引っかかるところの内容ばかり上げたけど、がん予防のための食事等や、癌に限らず予防医学については大切なことかなあと考えるようになることが出来た。特に食生活については手軽に実践できそうなことも多かったので。(私は面倒くさがりなのでその手軽なことも継続できなかったりするかもだけど。。)

ということで、いろんなことをあまり気にしすぎてストレスを溜め込むことなく、適度な食事、規則正しい生活を少しだけでも心がけて、健康的な生活を遅れたらいいなあと思う今日この頃。

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