今日読んだ本と感想。
巨大ドームの骨組み紙管、携帯電話の配線「紙」、アメリカまで飛んでいった和紙風船、ステンレスで作る紙、火花から身を守る紙――どう作る!? どう使う!?
パピルス、羊皮紙、オブラート、不織布、投票用紙――なぜ「紙」じゃない!?
作る、使う、リサイクルする「紙技」のすべて
目次
- 第1章 「紙頼み」現代社会――ますます必要になる紙
- 第2章 「漉き」こそ紙の上手なれ――伝統的な製紙法
- 第3章 「紙技」を機械技へ――近代的な製紙法
- 第4章 紙は世につれ国につれ――紙の歴史
- 第5章 源紙物語――すばらしい和紙
- 第6章 紙をも恐れぬ使い道――意外な紙製品
- 第7章 紙ならぬ身――意外な素材の「紙」
- 第8章 捨てる紙あれば拾う紙あり――紙のリサイクル
なんでも小辞典というだけあって、目次にあるように紙のいろいろなちょっとしたことを(ちょっとしたことではなく結構詳しいことも)知れて面白かった。
興味深かった部分としては、1章のますます必要になる紙という部分。PCが普及したときはオフィスから紙が減ると言われつつ結局紙の使用量は増加したし、今後も増え続けるだろういというのが著者の考察みたいだけど、本書の出版は2007年、iPadの発表は2010年。ということでiPadの登場によって、どうなるか、iPad登場でも結局PC時のように紙の減少には繋がらず結局紙の使用の増加になるのかが興味深いところ。
私の想像としては、iPadによる紙の使用の増減はあまり影響がなく(ソフトバンクグループは自社が販売してるだけあってiPad/iPhoneの利用によってペーパーレスを決断紙ゼロ宣言
したみたいだけど、そこまでiPad/iPhoneを業務でどっぷり使ってる企業は少数はだと思うので)、企業に人気のWindowsの次期バージョン、
Windows 8のタブレット、スレートPCが普及するかしないかによって大きく違ってくると思う。MSがタブレット分野で成功すれば一気にオフィスでの紙の使用量は減少しそう。(本の分野でも電子書籍も今以上に盛んになればもっと紙に使用は減少しそうだけど、噂されてるAmazonのキンドルストアはなかなか日本で開店しないし、アップルのiBookstoreの日本での本格的な展開もまだまだみたいだし、本による紙の使用の増減は先になりそう。。)
ということで、Windows 8の発売、その普及、影響がどうなるのかが楽しみな今日この頃。
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