今日読んだ本と感想。
サラブレッドの脚にはなぜ、筋肉がないのか?
「モータ=筋肉、ワイヤ=腱」という視点から見えてくる生物の機能美。創意工夫の先を行く「進化」の力に、「モデルチェンジ」で対抗する技術者たち――。
エンジニアの発想vs.自然界の創造力
ワイヤ駆動のヒューマノイドが、実はウマにそっくりだった! 自走するお掃除ロボットは「生きた化石」に酷似していた! ガラスを割らずに掴むロボットハンドが似てしまった、人体の意外な一部とは? 技術の粋を詰め込んだ先端ロボットが、なぜか生き物の体構造に近づいていく――。工学の視点から初めて見えてくる「生体」の精巧な力学構造を解き明かし、生き物の限界を超えるロボット機構学の挑戦を語る。
目次
- 1部 「まねる」と「似てしまう」のあいだ
- 第1章 それは「似せる」ことから始まった
- 2部 ロボットはなぜ、生き物に似てしまうのか?
- 第2章 巨大ショベルカーとゾウがそっくり!?――ロボットも生き物も、力学法則から逃げられない
- 第3章 「足を動かす順序」まで似てしまう!?――生き物はいつも先手を打っている
- 第4章 2足歩行ロボットはテニスプレーヤー!?――なぜ彼らは「中腰」なのか?
- 第5章 柔らかいからだと柔らかい動き――なぜ、ロボットにも生き物にも“いい加減さ”が必要なのか?
- 3部 ロボットを誘惑する生き物たち――工学から見た生き物のからだの機能美
- 6章 ロボット設計者が憧れる究極のモータ――ロボットはなぜ、握手が苦手なのか?
- 7章 神は細部に宿る――思わずまねたくなる生き物たちの微細構造
- 8章 ロボットと生き物の境界線――自然治癒するロボットはなぜ難しいか?
- 4部 神に挑む――「生き物を超える」ロボット作りを目指して
- 第9章 神様に素朴な質問を投げかけてみる――人間にはなぜ、2本しか腕がないのか?
- エピローグ 「カンブリア紀」に向かうロボットたち――ロボットはなぜ、急速に“進化”できたのか?
ロボットはなぜ生き物に似てしまうのかというタイトル以前に、今までロボットが生物に似てるなあとあまり考えてみたことなかった(もちろん人型のロボットとかはっきりと似ているロボットは分かってたけど。)けど、 本書を読んだあとはほんとにロボット(これまでロボットとしてみてなかったものも沢山含む)は生き物に似てるな〜面白い!、と思った。
似てること、そして似てる理由を知ることであらためてロボット、そしてそのロボットを作っている工学者の方、逆に生物(そしてそれを創造したのは神様なのかな?)は凄い!、なんか神秘的な感じがするとまで思うようになった。
でもやっぱりなぜという理由よりも、言われてみれば確かにこのロボット(これまでロボットとしてみてなかった家電や車両等)はあの生物に似てるって驚きの方が大きかったかも。
ということで、これからは普段目にするロボットがあの生物に似てるとか考えることで日常生活がより楽しくなりそうだな〜と思ったり、何故似てる(似てしまうのか)のか気になればどんどん調べたり考えたりしてみようかな〜と思う今日この頃。
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