2010年12月19日日曜日

"微分法の応用・積分法・積分法の応用・行列と行列式 (数学読本)"の第20章(面積, 体積, 長さ-積分法の応用)の20.4(簡単な微分方程式), 解曲線と初期条件の問32, 33, 34を解いてみる。



問32 

以下Cはそれぞれ任意の定数。

(1)

y=\frac{1}{3}x^{3}+C

初期条件より

2=C

よって求める微分方程式の解は

y=\frac{1}{3}x^{3}+2

(2)

y=Ce^{3x}

初期条件より

5=C

よって求める微分方程式の解は

y=5e^{3x}

(3)

y=-\frac{1}{2}\cos 2x+C

初期条件より

0=-1/2+C

C=1/2

よって求める微分方程式の解は

y=-\frac{1}{2}\cos 2x+\frac{1}{2}


問33

y=Ce^{kx}

初期条件より、

y_{0}=Ce^{kx_{0}}

\log y_{0}=\log C+\log e^{kx_{0}}

C=\frac{y_{0}}{e^{kx_{0}}}

よって求める微分方程式の解は

y=y_{0}e^{k(x-x_{0})}


問34

ある化学物質の最初の量をCとすると、

y=Ce^{-\frac{1}{2}t}

求める時刻は最初の量の半分が分解する時刻なので、

\frac{1}{2}C=Ce^{-\frac{1}{2}t}

を満たす時刻を求めればよい。よって

\log \frac{1}{2}=-\frac{1}{2}t

t=log 4 秒後

0 コメント:

コメントを投稿