2010年12月7日火曜日

"微分法の応用・積分法・積分法の応用・行列と行列式 (数学読本)"の第20章(面積, 体積, 長さ-積分法の応用)の20.1(面積), 面積の計算の問10, 11を解いてみる。



図はiPadのアプリ、neu.Notes - neu.Pen LLCにより描いています。

問10

ヒントの形に変形する。

a(x+\frac{b^{2}}{4a})=(y+\frac{b}{2})^{2}

この放物線の焦点の座標は

(\frac{a}{4}-\frac{b^{2}}{4a},\ -\frac{b}{2})

また、放物線

y=x^{2}

の焦点の座標は

(0,\ \frac{1}{4})

問題の仮定より上記の2つの放物線は焦点を共有しているので、

\frac{a}{4}-\frac{b^{2}}{4a}=0

-\frac{b}{2}=\frac{1}{4}

b=-\frac{1}{2},\ a^{2}=b^{2},\ a^{2}=\frac{1}{4},\ a=\frac{1}{2}

2つの放物線に求めたa, bを代入すると、

y=x^{2},\ \frac{1}{2}x=y^{2}-\frac{1}{2}y





S=\int_{0}^{1}(x-x^{2})dx+\int_{0}^{1}(y-(2y^{2}-y))dy

=\frac{1}{6}+\frac{2}{6}=\frac{1}{2}


問11

点(1, 2)を通る傾きmの直線の方程式は

y=m(x-1)+2

この直線と問題の放物線の交点を考える。

mx-m+2=x^{2}

x^{2}-mx+m-2=0

この判別式は

D=m^{2}-4(m-2)=m^{2}-4m+8

よって直線と放物線で囲まれる図形の面積は

S=\frac{(m^{2}-4m+8)^{\frac{3}{2}}}{6}

これが最小になるmの値を求めればよいので求めるmの値は

m=2

このときの面積は

S=4/3

0 コメント:

コメントを投稿