2010年11月22日月曜日

今日読んだ本と感想。

内容紹介

急成長ライブドアはなにを焦ったのか? 楽天はなぜTBSに経営統合を迫ったのか? ヤフーのネット天下はいつまで続くのか? マイクロソフトはなにを恐れているのか? 活字媒体の新聞・雑誌は生き残れるのか? 全てを解く鍵はグーグル(Google)にある。検索エンジンの巨人グーグルはいま、既存のビジネスを次々と破壊し、それを支える世界の秩序を根底から覆そうとしている。グーグルは破壊者なのか、はたまた全能の神なのか。気鋭のジャーナリストが解き明かす、驚天動地の近未来社会!(SN)

目次

第1章 世界を震撼させた「破壊戦略」
第2章 小さな駐車場の「サーチエコノミー」
第3章 一本の針を探す「キーワード広告」
第4章 メッキ工場が見つけた「ロングテール」
第5章 最大の価値基準となる「アテンション」
第6章 ネット社会に出現した「巨大な権力」

Googleについてだけではなく、Web全般、Yahoo, Amazon等、あるいはパーソナルコンピューターについてIBMやMicrosoft等のことも書かれています。その中でもやはりタイトル通りGoogleを中心とした構成になっています。

Googleがいかにして現在のような巨大企業になったのかがとても分かりやすく書かれていて面白かったです。Googleについて知りたいと思い本書を入手したのですが、Web, インターネット全般で起こったことも本書で知ることができて、おまけがついてきた気がして得した気分にもなりました。

ただ、本書は2006年に書かれたものなので著者の未来に対する想像が外れていたり、現在ではFacebook等、Googleが把握できないWeb、インターネットの使い方や、ブログに加えてTwitterというマイクロブログが流行していたり等、少し時代遅れな感じがする箇所も多々ありました。そういう意味ではWeb, インターネットというのは進化が速く、まだまだこれからの未来もより楽しいものにしてくれるのかもしれません。

逆に時代遅れな感じと捉えず、少し前のインターネット、Webの歴史の教科書として、そしてもちろんGoogleについて知りたい方のための本として、とても魅力的な1冊だと感じました。

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