2010年10月30日土曜日

"微分法の応用・積分法・積分法の応用・行列と行列式 (数学読本)"の第18章(曲線の性質, 最大・最小-微分法の応用)の18.2(関数の増減の判定およびその応用)、最大・最小問題の問24, 25, 26を解いてみる。



問24

(1)

長方形の面積を

f(\theta)=2\cos\theta\cdot\sin\theta=\sin2\theta

とおく。

f'(\theta)=2\cos2\theta

よって増減表は

θ 0
π/4
π/2
f'(θ)
+ 0 -
f'(θ)



よってθ=π/4のとき問題の長方形の面積は最大になる。ゆえに、

f(\frac{\pi}{4})=\sin\frac{\pi}{2}=1

(2)

周の長さを

g(\theta)=2\(\sin\theta+2\cos\theta)

とおく。

g'(\theta)=2(\cos\theta-2\sin\theta)

よって

tan θ = 1/2のとき問題の長方形の周の長さは最大値をとる。このとき

OB\ :\ OC\ :\ BC=2\ :\ \sqrt{5}\ :\ 1

となるので、求める問題の長方形の周の長さの最大値は

2\cdot\left(\frac{1}{\sqrt{5}}+2\cdot\frac{2}{\sqrt{5}}\right)=2\sqrt{5}


問25

角OPBを

\theta_{0}

とおくと、

\tan(\theta_{0}-\theta)=\frac{\tan\theta_{0}-\tan\theta}{1+\tan\theta_{0}\tan\theta}

\frac{9}{x}=\frac{\frac{16}{x}-\tan\theta}{1+\frac{16}{x}\tan\theta}

9(x+16\tan\theta)=16x-x^{2}\tan\theta

\tan\theta=\frac{7x}{144+x^{2}}

\frac{d}{dx}\tan\theta=\frac{7(144+x^{2})-7x\cdot2x}{(144+x^{2})^{2}}

144+x^{2}-2x^{2}=0

x=12

よって角θが最大となるのはx=12のとき。


問26

扇形の面積をS, 半径をr, 中心角をθとおくと、

S=r^{2}\pi\frac{\theta}{2\pi}=\frac{1}{2}r^{2}\theta

また、周囲の長さが12mなので、

2r+r\theta=12

\theta=\frac{12}{r}-2

よって

S=\frac{1}{2}r^{2}\left(\frac{12}{r}-2\right)

=-r^{2}+6r

\frac{dS}{dr}=-2r+6

r=3のとき面積は最大値をとる。よって求める扇形の半径の長さ、中心角、面積はそれぞれ

r=3m, θ=2ラジアン, S=9m^{2}

1 コメント :

fukuchang0203さんのコメント...

こんにちわ,今回初めて書き込みさせて頂きます(*^_^*)♪
内容がとても斬新でいつも楽しみにブログ拝見させて頂いております。

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