2010年10月27日水曜日

"微分法の応用・積分法・積分法の応用・行列と行列式 (数学読本)"の第18章(曲線の性質, 最大・最小-微分法の応用)の18.2(関数の増減の判定およびその応用)、不等式・方程式への応用の問15, 16, 17を解いてみる。



問15

f(x)=2x^{3}-3x^{2}+a

とおくと、

f'(x)=6x^{2}-6x=6x(x-1)

増減表

x
0
1
f'(x) +
-
+
f(x) a a-1

よって求める方程式の異なる実数解の個数は

a<0のとき1個

a=0のとき2個

0<a<1のとき3個

a=1のとき2個

a>1のとき1個


問16

f(x)=\frac{x^{3}}{x-1}\ (x\ne1)

とおくと、

f'(x)=\frac{3x^{2}(x-1)-x^{3}}{(x-1)^{2}}

=\frac{x^{2}(2x-3)}{(x-1)^{2}}

増減表

x
0
1
3/2
f'(x) - 0 -
-
+
f(x) 0
27/4

よって問題の3次方程式が異なる3個の実数解を持つようなaの値の範囲は

a>27/4


問17

f(x)=\frac{\log x}{x}

とおくと、

f'(x)=\frac{1-\log x}{x^{2}}

増減表

x 0
e
f'(x)
+ 0 -
f(x)
1/e 減(>0)

よって問題の方程式の異なる実数解の個数は

m<=0のとき1個

0<m<1/eのとき2個

m=1/eのとき1個

m>1/eのとき0個

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