2010年10月18日月曜日

"数学読本 (4) 数列の極限、無限級数 順列・組合せ 確率 関数の極限と微分法"の第17章(関数の変化をとらえる)の17.5(いろいろな関数の導関数)、速度・加速度, その他の変化率の問66を解いてみる。


問66 

(1)

問題の球の半径をr, 体積をS, 経過秒数をtとおく。そのとき、

S=\frac{4}{3}\pi r^{3}

r=2t

S=\frac{32}{3}\pi t^{3}

この両辺をtで微分すると

\frac{dS}{dt}=32\pi t^{2}

半径が3cmとなる瞬間は

3=2t

t=3/2

よって

32\pi\left(\frac{3}{2}\right)^{2}=72\pi

ゆえに球の体積は72π cm^{3}/秒の割合で増加します。

(2)

球の表面積をS'とおくと、

S'=4\pi r^{2}

\frac{dS'}{dt}=8\pi r\frac{dr}{dt}

よって

3=8\pi\cdot4\cdot\frac{dr}{dt}

\frac{dr}{dt}=\frac{3}{32\pi}

\frac{dS}{dt}=4\pi\cdot4^{2}\cdot\frac{dr}{dt}=6

ゆえに球の体積は6cm^{3}/秒の割合で増加します。

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