2010年10月17日日曜日

"数学読本 (4) 数列の極限、無限級数 順列・組合せ 確率 関数の極限と微分法"の第17章(関数の変化をとらえる)の17.5(いろいろな関数の導関数)、速度・加速度, その他の変化率の問63, 64, 65を解いてみる。


問63

速度

f'(t)=3t^{2}-6t

加速度

f''(t)=6t-6

(1)

求める速度、加速度はそれぞれ

24, 18

(2)

速度が0になる時刻は

3t(t-2)=0

t=0, 2

(3)

加速度が0になる時刻は

t=1


問64

曲線の両辺を時間tについて微分すると

\frac{dy}{dt}=\frac{1}{x}\cdot\frac{dx}{dt}

x座標は毎秒5の割合で増加しているので

\frac{dx}{dt}=5

よってx座標が5となる瞬間は

\frac{dy}{dt}=\frac{1}{5}\cdot5=1

ゆえにx座標が5となる瞬間にy座標は毎秒1の割合で増加している。


問65

円の面積をS, 半径をrとすると、

S=\pi r^{2}

この両辺を時間tで微分すると

\frac{dS}{dt}=2\pi r\cdot\frac{dr}{dt}

円の面積は毎秒

10\pi(cm^{2})

の割合で増加しているので

\frac{dS}{dt}=10\pi

よって

\frac{dr}{dt}=\frac{10\pi}{2\pi r}=\frac{5}{r}

故に、半径が2.5cm, 5cm, 10cmのときの半径の増加率はそれぞれ2cm/秒, 1cm/秒, 0.5cm/秒となる。

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