2010年8月24日火曜日

Satoshi Nakajimaさんのブログ、

Life is beautiful/ 読者への公開質問:なぜソニーはアップルになれなかったのか?

にコメントしてみる。


以前書籍か何かで1990年頃、日本企業が好調で米国企業が芳しくないときに、Sonyの盛田昭夫氏がAT&Tのベル研究所に訪問し、その技術力に感嘆し、宝の山だと感じ、その技術を商売に結びつけられていないのはなんてもったいないことだと感じたというのを読んだことがあります。この技術力を商売に結びつけるという力の差が現在のAppleとSonyの差の1つの気がします。(Apple > Sony)
また、「成功するには時代の一歩先ではなく半歩先をいく必要がある」という言葉を聞いたことがあります。Sonyは時代の半歩先ではなく、一歩先どころか二歩も三歩も先をいってしまったのかなあという印象があります。Appleは常に時代の一歩先ではなく半歩先を進んでいたのが成功している理由だと思います。(Apple TVは先にいきすぎた感がありますが)
具体例としては、マルチタッチは数年前から出来上がっていて、その時点でiPadも発売することも可能でしたが、まずは携帯(iPhone)にその技術を利用し、そしてユーザーがその操作に慣れてきたタイミング、電子書籍が普及しそうなベストなタイミングでiPadを発売したということがあると思います。おそらくSonyが同じ技術を手に入れても、iPadをすぐ発売して時代の先を行き過ぎて普及しなかったのではないのかなあと思います。
どうすればSonyが復活できるかというのは思いつかないのですが、携帯電話の分野だけに関して言えばMicrosoftとSonyが組んだらAppleのiPhone+iTunesに対抗できる存在ができて面白いのではないかなあという妄想(少し記事の修正が必要)をしてたりします。

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