2010年7月28日水曜日

"平面上のベクトル 複素数と複素平面 空間図形 2次曲線 数列 (数学読本)"の第13章("離散的"な世界-数列)の13.1(数列とその和)、等差数列の和の問10, 11を解いてみる。




問10
 
第n組に属する奇数の個数はn個。また第n-1組までに含まれる奇数の個数は
 
1+2+ ・・・ + (n-1)
 
=\frac{(n-1)(n-1+1)}{2}
 
=\frac{n(n-1)}{2}
 
よって第n組の初項は1から数えて
 
\frac{n(n-1)}{2}+1
 
番目の奇数、すなわち
 
n(n-1)+1
 
そして第n組を等差数列と考えたとき、公差は2なので、求める第n組の数の総和は
 
 
\frac{n(2(n(n-1)+1)+(n-1)2)}{2} 
 
=n(n^{2}-n+1+n-1)
 
=n^{3} 
 
 
問11


(1)

 
1+2+\ \cdot\ \cdot\ \cdot\ + m=\frac{m(m+1)}{2}
 
(2)
 
1+2+\ \cdot\ \cdot\ \cdot\ +(n-1)+1=\frac{(n-1)n}{2}+1
 
(3)
 
左の図の○印にある数にmを加えた数が求める上から第m行目と左から第n列目とが交差する位置にある数なので、求める数は(1)より、
 
 
\frac{(m+n-2)(m+n-1)}{2}+m
 
(4)
 
100がm行n列目にあるとすると、
 
\frac{(m+n-2)(m+n-1)}{2}+m=100


また、

 
m+n=l
 
とおくと、lは
 
\frac{(l-2)(l-1)}{2}<100
 
を満たす最大の整数となる。よって
 
(l-2)(l-1)<200
 
l=15
 
よって

 

m=100-\frac{13*14}{2}=9
 
n=15-9=6
 
以上より、100は9行6列目にある。

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