2010年6月19日土曜日

"平面上のベクトル 複素数と複素平面 空間図形 2次曲線 数列 (数学読本)"の第9章(図形と代数の交錯する世界 - 平面上のベクトル)の9.1(ベクトルとその演算)、内積を成分で表すことの問18を解いてみる。



問18

左辺^{2}

=|\vec{a}+\vec{b}|^{2}

=|\vec{a}|^{2}+2(\vec{a}\cdot\vec{b})+|\vec{b}|^{2}

右辺^{2}

|\vec{a}+(-\vec{b})|^{2}

=|\vec{a}|^{2}+2\left(\vec{a}\cdot\(-\vec{b})\right)+\ |\ -\vec{b}|^{2}

=|\vec{a}|-2(\vec{a}\cdot\vec{b})+|\vec{b}|^{2}

となることから問題の仮定の等式より

\vec{a}\cdot\vec{b}=0

よって2つのベクトルは垂直

\vec{a}\bot \vec{b}

となる。

以上をまとめると、

\vec{0}\ne\vec{a},\ \vec{b}

を満たす2つのベクトルに対して、

|\vec{a}+\vec{b}|\Rightarrow\vec{a}\bot\vec{b}

が成り立つ。
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