2010年4月26日月曜日

"簡単な関数 平面図形と式 指数関数・対数関数 三角関数 (数学読本)"の第6章 問25, 26, 27を解いてみる。



問25

傾きがmの直線は、y切片をnとすると、

y=mx+n

と表される。

これを

x^{2}+y^{2}=r^{2}

に代入すると

(m^{2}+1)x^{2}+2mnx+n^{2}-r^{2}=0

直線が円に接するのはこの2次方程式が重解をもつときなので

(mn)^{2}-(m^{2}+1)(n^{2}-r^{2})=0

-n^{2}+(m^{2}+1)r^{2}=0

(sqrt{m^{2}+1}r+n)(sqrt{m^{2}+1}r-n)=0

n=±sqrt{m^{2}+1}r

よって

y=mx±r*sqrt{m^{2}+1} (証明終)


問26

(1)

求める接線のy切片をnとすると

y=x/3+n

これを円x^{2}+y^{2}=10に代入すると、

x^{2}+x^{2}/9+2nx/3+n^{2}-10=0

10x^{2}+6nx+9n^{2}-90=0

この2次方程式が重解をもつので

9n^{2}-90n^{2}+900=0

-9n^{2}+100=0

(3n+10)(3n-10)=0

よって求める接線の方程式は

x+3y+10=0, x+3y-10=0

(2)

求める接線のy切片をnとすると

y=-x+n

これを円x^{2}+y^{2}=10に代入すると

x^{2}+x^{2}-2nx+n^{2}-10=0

2x^{2}-2nx+n^{2}-10=0

この2次方程式が重解をもつので

n^{2}-2(n^{2}-10)=0

-n^{2}+20=0

n=±2sqrt{5}

よって求める接線は

y=-x±2sqrt{5}


問27

(1)

求める接線の傾きをm、y切片をnとすると

y=mx+n

この直線が点 (4, 0)を通るので

0=4m+n
n=-4m

直線の方程式を円x^{2}+y^{2}=4に代入すると

x^{2}+m^{2}x^{2}-8m^{2}x+16m^{2}-4=0

(m^{2}+1)x^{2}+8m^{2}x+16m^{2}-4=0

この2次方程式が重解を持つので

16m^{4}-(m^{2}+1)(16m^{2}-4)=0

4m^{4}-(m^{2}+1)(4m^{2}-1)=0

-3m^{2}+1=0

m=±sqrt{3}/3

よって求める接線の方程式は

y=±sqrt{3}x/3-(±4sqrt{3}/3)

±sqrt{3}x-3y-(±4sqrt{3})=0  (複合同順)

(2)

接線と円 x^{2}+y^{2}=25の接点を(x_0,y_0)とすると、

x_0x+y_0y=25

この直線が点 (7, -1)を通るので

7x_0-y_0=25

y_0=7x_0-25

また、接点 (x_0, y_0)も円x^{2}+y^{2}=25上の点なので

x_0^{2}+y_0^{2}=25

よって

x_0^{2}+(7x_0-25)^{2}-25=0

50x_0^{2}-7*50x_0+25^{2}-25=0

2x_0^{2}-14x_0+24=0

x_0^{2}-7x_0+12=0

(x_0-3)(x_0-4)=0

よって

x_0=3, y_0=-4

または

x_0=4, y_0=3

よって求める接線の方程式は

3x-4y=25, 4x+3y=25
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