Xを集合、その集合環を
とし、この集合環上の非負な加法的集合関数を
とする。
ただし、
とする。
そのとき、
の元A,Bが
と仮定すると、
となり、加法的集合関数が非負という仮定から、
より、
が成り立つ。
また、
の任意の元A,Bに対して数学学習の記録 98.2 加法的集合関数の性質について。の(3)より、
となり、また、加法的集合関数が非負という仮定から、
となるので、
が成り立つ。このことから帰納法より、
が成り立つ。
以上をまとめると、
Xを集合、その集合環を
とし、この集合環上の非負な加法的集合関数を
とし、
ただし、
とするとき、
が成り立つ。
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