集合、
に加法(和)、実数倍(スカラー倍)を導入し(ベクトル空間とし)、さらに内積、ノルムを導入してn次元Euclid空間とする。
n次元Euclid空間の0でない点a,bに対して数学学習の記録 94.4 n次元Euclid空間のノルムについて。の(4)より、
となるので、
すなわち、
が成り立つ。このをa,bのなす角という。
また、
のとき、a,bは直交するといい、
と記述する。また、任意のベクトルaに対して
となるので、零ベクトルは任意のベクトルと直交する。また、ベクトルa,bが直交するとし、どちらも零ベクトルではないとすると、
が成り立つので、
すなわち、ベクトルa,bがなす角は
となる。
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